ニーテの5分婚活日記

※このブログに書いてあることは全て一個人の意見です。

生きるということ

生きるということは、

人生ってなんだ?

何のために生きているのか

わからないわからない

 

昨日、最愛の犬が死んだ

病気で苦しんで、もがきながら死んだ

獣医にも二ヶ所かかったが、全くの役立たずだった。

あいつらは何のために獣医やってるんだろう

金が欲しいから、命を扱わないで欲しい

 

リードにつながれた、狭い世界で、

退屈そうにしていた。いつも

時間があれば、散歩に行ったり遊んだり、

でも時間があまりなかった、仕事仕事仕事

 

いつも退屈そうだった

楽しいこともあまり知らないで、もがきながら死んでいく思いはどうだったんだろう

やっぱり恨むんだろうか

こんな家に、命を握されたことを

 

生まれたときからかわいそうだった

母親に噛まれて顔面に大怪我していた

それから、警戒心が強くなったみたいだ

ウチが引き取ってから、愛情を注いだつもりだが、最後まで警戒は解けなかった。

一度、しっぽを思い切り踏まれた。

とても痛かったようで、叫んで、犬小屋に入って2、3日出てこなかった。

死因となった病気で、1年前にも生死の境をさまよった

獣医という名の人間のゴミには大金を払ったが、大した治療もしてくれず、死ぬのを待つだけだと言われた

そういう心構えでしばらく過ごした。

本人の、本犬の体調は一目見ればわかるほどにはすこぶる悪く、そうなるだろうとしか思えなかった。

だが、少しずつ少しずつ快方に向かっていった。ある時家に帰ると、グッタリしていた様子だったのが、ちゃんと座っていて驚いたことを思い出す。

本人の生きたいという思いにほかならないと思った。奇跡だと思った

回復してからは、これまでのように普通に過ごした。まるで病気なんてないかのように過ごした。

でも、僕は気にかけた。もうあまり長くないのは間違いないと思った。だから、病床に臥す前よりもっと散歩に行ったし、もっと触った。

 

それでも人間は仕事をした。

体調が悪くなった日は休みだった。

目が見えなくなったようで、耳があまり聞こえないようで、鼻が、

もがいていた。奇行をしていた。

一日中看病した。もう無理かもしれないとは思ったが、奇跡はあった。

最後まで、少しは奇跡を信じた。

夜になった。相変わらずもがいている。

次の日は仕事だった。

少し落ち着いたところで、

夜、眠たくて寝てしまった。

起きた時にはもう、天国に行っていた。

最期は家族が看取ってくれた。

火葬場に、行きたかったが、その日も仕事だった。休めなくはないのだろうが、休めなかった。

家族に火葬場へ連れていってもらい、彼は旅立った。

次の世界は、リードにつながれず、人間同士が勝手に決めたくだらない縄張りがなく、退屈することなく、広い世界を自由に闊歩していると信じている。

 

最愛の、生き物の最期も看取れずに働く理由は何だろう。何のために働いているのだろう。

同時に、自分の薄情さも痛感した。

僕はゴミだ。